生活のあれこれ

生活保護を受給したら引っ越しできる?

投稿日:2019-04-13 更新日:

 

この度、生活保護を受給している障害者の身内が引越すこととなり、手伝う体験をしたので記録します。

 

生活保護受給者は引越しできる?

結論をいうと可能です。

ただもちろん、人様の税金をいただいて生活してますので、身勝手な行動は一切不可能な身分です。

引っ越しを行うにはそれ相応の理由が必要であり、認められなければ引っ越すことができません。

どうしてもやむを得ない事情があり、行政(保護課の担当者)が認めた場合にかぎり、引越しが可能です。

 

注意

もし役所に無断で引っ越しをしたり、許可が下りなかったにも関わらず引っ越しをしてしまうと

許可なく身勝手な行動」あるいは「生活保護指導員の指導に従わない」とみなされ最悪のケースは

保護打ち切りを覚悟しなくてはなりません。

例えば少々わからなく、やってしまったことなどは担当者から厳重注意など受けますが、それも二度三度と繰り返せば保護を打ち切られます。

しかし勝手に引っ越したなどは言語道断のケースであるといえるでしょう。

 

引っ越しの必要性を感じたらまず、生活保護課へ聯絡をして、担当者と話し合うことがするべきことになります。

 

家が気にいらないとか、不便とか、築年数、湿気で住みづらい、家の周囲がうるさい…など自分の都合での引越しはNG。

 

一人暮らしで身体が不自由になり、日常生活の援助が必要なのでせめて兄弟の近くに住みたいなどは聞いてもらえます。

 

高齢の親と暮らしていたが他界し、自分一人になったので、家賃の安いアパートに引越しは可能です。

 

引越しの場合、現在居住している物件より家賃が安いところなら認められる場合が多いようです。ただ引越し代も国もちなので、事情がそれなりに考慮されるのです。

 

地域によって一人分の家賃支給分て決まっていますので、原則それ以内に収まる物件にしか住めません。

もし支給される家賃より安い物件ならば、余った分が余計にもらえるということもないです。

余った分は当然、国のものですから、返却というか、とにかく余分な支給はなしです。

 

家を借りるときに支払った敷金礼金や修繕費などが退去時に一部戻ることがありますが、その分が臨時収入とみなされ、毎月の保護生活費支給額が減額されます。

金額によりますが、敷金礼金が8万円戻ったなら、それを自身の何か月の生活費に充てなくてはいけない、ということです。

役所のほうで調べるとわかりますので、隠し立てせず、戻り金があったと自ら報告しましょう。

保護を受給している間は、余分な金銭は一切もてないことに注意してください。

貯金などないことが原則ですが、もしあった場合も同じことです。(何か月、自力で生活できるかを貯金額から計算され、その間、保護が止められます)

 

近場に家賃の安い物件がない場合は、多少妥協してでも、家賃重視の物件探しをする必要があります。

でも安心してください。

地域の相場によって支給額は決められているので、たいていは住める物件が必ず見つかりますし、100万人都市でも3万円以下の物件(1K)などザラにあります。

今回探してみたのですが、思っていたより意外と多く、有り難かったです。

 

引っ越しの許可がでたら物件探し

 

まず、現段階でお世話になっている不動産屋に掛け合うのが一番良策です。

「これこれこーゆう事情で部屋を引っ越すことになりました。

家賃○円内に収まる部屋を探したい」と話してみてください。

 

生活保護を受給されている世帯は、なるべく不動産は変えずに一か所でお世話になっていたほうがいいです。

 

参考までに

生活保護は不定期収入のパートやアルバイトより毎月安定した収入が確実に支給されるので「生活保護受給者は家賃の滞納やとりっぱぐれの心配がない」という不動産屋もあるのですが、

一方で社会的信用がないため、けんえんされることもあります。

うちは今回5件の不動産屋をあたりましたが、2件は生活保護受給者NGでした。

電話で確認した瞬間、「うち、保護の方やっていないので」ガチャン(電話を切る音)でした。

 

これまでお世話になってきた不動産屋であれば、生活の状況も既に話していますし(生活保護であることを受諾済)、家賃の制約内でとお願いするときや、大体の居住地域など何かと融通をきいてもらえるものと思います。

 

まず不動産屋で生活保護を取り扱っていること、親身に話をきいてもらえることがポイントです。基本は不動産屋移りはせずに、同じ不動産屋でお世話になれば話もスムーズです。

 

引っ越し先の家が決まったら役所の許可が必要

 

不動産屋から物件の賃貸明細を出してもらいます。

(初期費用や、敷金礼金、家賃、管理費など書かれた紙が審査に必要です)

役所で審査されるため、見積書が必要ですと話してください。

 

不動産屋で役所の担当者宛にFAXを送ってくれるケースもありますし、自分で持参するケースもありますが臨機応変に対応してください。

 

審査は、担当者が書類に目を通しその場で判断可能です。

この審査自体に時間はかかりません。

ポイントとなるのは家賃が超過していないか、身分相応の物件であるかなどです。

 

引っ越し業者の見積りは3社必要

引っ越し代を負担してもらうにあたり、引っ越し業者3社に見積を依頼し、全て役所に提出する必要があります。

引っ越し代の公平性を見るためであり、その中で一番安い業者にお願いすることになります。

指示は役所からあるので、こちらは見積り3社分を提出して連絡を待ちます。

 

家賃支払い日など確認しましょう

保護費の支給日と家賃の引き落としが丁度よくなる必要があります。

基本的に役所側で見積書類に目を通すので大丈夫かと思いますが、不動産屋にはこちらでも話しておくのもマナーです。

 

現在入居している物件の家賃支払額も確認を

 

丸々一か月分を引かれるのか、引っ越し日までの日割り計算か、

不動産屋によって違います。

役所の支給にも関わるので確認をしましょう。

 

 

生活保護受給者ってラクしてるの?

 

生活保護受給者には自由などありません

これまで自力で生活してた人間が人生の道半ばで保護を開始するとき、普通にこれが一番きついと思います。

生活指導員の家庭訪問もありますし、貯金などあってはいけません。

常に行政の監視下にあり、働ける状況か?は常に確認されるそうです。

 

  • 旅行禁止、泊まり禁止(何日も家を留守にできない)
  • 自動車の保持(ひと昔前は車といえば贅沢品の部類に入るため禁止だったようですが、身体の不自由で生活に車がないと不便な方もおられるため、事情があることを話せば認められるようです)
  • テレビやパソコン、通信機器、携帯電話などの複数台所持禁止(2台までなら大丈夫かも)
  • 定期的に役所の人が家庭訪問
  • 通帳残高や資産、家の状況や暮らしぶりなどをチェックされる(人様の税金で贅沢など断固禁止)

一部あげただけでもこのように、生活保護受給者は規制が多く、当たり前ですが自由がありません

人付き合いも疎遠になるので、独り身の方はとくに孤独なことでしょう。

周囲の視線や噂もあります。保険証の色が違うので知られたくないあまり病院へ行けない人もいるようです。

趣味などもってのほかですし、朝起きて、ぼーっと一日を静かに暮らし、寝るの繰り返しを365日。

動ける人で指導員から指導がある人は毎日職探しです。

とにかく派手なこと、楽しいこと、娯楽をしてはいけません。

筆者から見るに、人が妬むようないい暮らしは全くできません。むしろ常に人目を気にして心労で、大変そう。同情します・・

人間は誰も強制されたり、監視されたり窮屈は好きでないですね。自由がない人生など筆者は無理です。

 

労働と引き換えに、失う代償のほうがどう考えても大きいと思います。そう考えると社会はなるべくみんなに平等に回っています。

頑張ったら頑張った分だけいい暮らし、望む人生に近付きます。

どこかで投げやりになった人はそれだけの暮らししか叶いません。

どんな価値観をもち、何を幸せと思うかは人それぞれ違うのでなんともいえませんが、

どうなれ、みんな自分の選ぶ人生に悔いは無しで平等です。

お役所仕事の方以外、一般人同士が他人の生活に干渉することもありません。

抱えてるものも事情もその人にしかわからないものがあったり、

自分はAを一番つらいことだと思うけど、隣の人にとってはAよりBが死ぬほどつらいことかもしれません。

よくわかりません。よくわからないことは口を出すものではありません。

 

どうしても働けない事情があり、自由など気にしていられない、今日にでも生きていくお金に困っている、そんななりふり構わずな状況に追い込まれた人が役所の審査を通過すれば、受給開始が生活保護という助け?地獄?のスタートです。

 

テレビやインターネット上でも話題となることがあり、保護受給者といえばだらし無く、自立できずに甘えているとヒンシュクを買うイメージがあります。

 

ですが国民から預かった税金を簡単に支給する制度ではありません。

現実、受給者たちは毎日シビアな生活を強いられています。

人間として必要最低限の生活を保証され

最低限度の尊厳があるのみ

です。

道を歩いていると受給者らしき人は見てわかりますが、それでいて幸せそうな充実感のある顔をしている人は見たことがありません。

心のどこかで情けなさや後ろめたさを感じたりして、精神的負担は常についてまわり、それなりに良識のある人であれば生きづらいのではないかと思います。

 

筆者は今後いくら生活に困っても、生活保護だけは受給したくありません。

身内を長年見てきたからでもありますし、受給者の現実は予想以上にシビアなのです。

 

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柚子胡椒

最終学歴は高卒。高校の途中で大きな変化があり、不登校気味になったがギリギリ卒業。たくさんの人に随分と心配をかけたと今頃になって気付く。就職進学はできずアルバイトを続けたのでさまざまな仕事を経験した。しかし完全に乗り遅れ、周囲が頑張るときに頑張れない人間は人生もお先真っ暗かと希望がもてなかったが、迫る現実に一念発起し現在は簿記と情報処理を学習中。生涯の目標は静かにのんびり暮らすこと。人生一度なので自分の周囲にいる人間くらいは大切にしたいなぁと思う日々。このサイトは有益な情報を提供したいですがけっきょく呟きメインになると思います。サイト制作とか派手なことは性に合わない不器用さでも努力して続けてまいります。何卒よろしくお願いいたします。

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